2006年11月29日

美しき琉舞

 現代版組踊「琉球エレジー」では、

 民謡や三線の音がかなり使われる。


 そこで、琉舞が出てくるのである。

 モーアシビの賑やかな踊りのシーンも見所の一つだ。

 それにしても、琉舞とは、

 美しく、洗練された動きなのである。

 また、琉舞を習っている人は、琉舞を愛しているように感じる。

 
 そして、琉舞を愛した、詩人に 山之口 獏 がいる。
 
 彼は若くして沖縄を離れ、内地で詩を書いていたのだが、

 ことあるごとに、沖縄出身の仲間と琉舞を踊ってていたそうである。

 その獏さんが何十年ぶりかに沖縄に帰ってくるのだが、

 その時、沖縄の変わりようにかなりのショックを受けたそうだ。

 
 獏さんにとって、風景も、言葉も、人も変わった沖縄で

 変わらなかったもの、それは琉球舞踊という踊りだったのである。

 獏さんにとって、琉舞だけが、獏さんの頭の中の唯一の生き残った

 沖縄だったのかもしれない。

 
 今回の「琉球エレジー」のコンセプトの中にも、

 琉舞の動きをもっと入れたものにしたいというのがあった。

 そして、『現代版組踊』というもの自体も

 沖縄の古くからあるものを、新しい視点で評価し、

 再構築 又は 新しく創造 するという意義があると感じるのである。
 

 
 



Posted by 浮世離れ at 13:26│Comments(0)
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